読み応えのある文章は面白い。知らないことがあり、読んでいるうちに人に説明したくなるようにわかり、何より長いのに長く感じない。文章を作る芸に秀でていると感心する。素朴な感想だけど、なんでまたそんなことが出来るんだろうな、と羨ましくなる。

文章が上手い人に対する憧れは、絵が上手い人に対する羨望であり、楽器を使える人に対する尊敬であり、なんでそんなことが出来るのだろうかという謎、こういうものが混ざった感情に近い。そのどれもは自分には無い能力なので、持っている人の気分をさっぱり想像出来ない。

こうして考えていることを言葉に変換しているが、なんとかひねり出した文章をみて、これ以上は言うことはないと思ったところで短いものしか書けない。それは書くことに対しての思索量が少なく、簡単にいえば内容がないからだと理解している。

だから、どうして深く広く思索できるのだろうか、という馬鹿みたいな疑問をもつ。思索できるできないは生まれつきなところがあるのだろうか?努力しても無駄なんだろうか?

なんとも情けないことだが、ぼくにはわからない。ホント、日暮れて道遠し。