2011.04.16

イスタンブール日記(5)

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コンスタンチンノープルの陥落@ガラタ橋


はやいもので、今日帰国である。飛行機は夕方発なので、それまでは市内観光ができる。
朝ご飯を食べて、早速でかける。
ガラタ橋でいいかな。

以前ロードス島に行ったとき『ロードス島攻防記』を現地で読んだ。
それって粋かなと。
今回イスタンブールに来るときまったときは、「現地で読もうっと」と、この本を持ってきた。
『コンスタンティノープルの陥落』
記念に写真を撮ってみる。

おお、結構いいじゃんかよ、などと一人で浮かれてきたたら、トルコ人に声をかけられた。
じゃぽねぇ、と言っているのは聞き取れるが、トルコ語だよ、わかるわけねぇだろう。
わからんというそぶりをしたが、それが失礼にあったたらしく、何やら怒って行ってしまった。
昨日の日本語で話しかけてきた人は押し売りだからどうでもいいが、今の人は東北大震災についてお悔やみでも言おうとしていたのかも知れない。
あぁ、日本とトルコの友好に水をさしてしまったかもしれない。
ごめんよx,トルコ人。
反省した。
今後は、観光地で日本語で話しかけてきた奴は「ガン無視」で、トルコ語で話しかけてきたひとは顔をみて応対することとする。
まぁ、そんな機会めったにないのだけどね。

最終日とはいえ、無限に時間があるわけではない。
なんとなくだが、この辺をぶらぶらするだけでいいとしよう。
観光スポットは昨日巡ったし、そんなにワクワクするものでもなかった。
ロッティーに行くほどの元気はない。

IMG_0067.JPGガラタ橋の回りは桟橋がずっと続いていて、観光船ばかりでなく漁船も入ってきているようだ。
橋のたもとには小さな魚市場がある。
そこで水揚げされたものを店先に並べて売っている。
スーパーで買うより安いのだろう。
当然カモメも寄ってきて、海岸の風景である。
ガラタ橋があるせいか、金角湾は川に見えてしまうのだが、ボスポラス海峡に面した湾なのだから海の一部なのだけど。
旧市街を見わたすとなだからかな丘にはミナレットをもつモスクが点在しているのがよくわかる。
人が作ったいい風景。
風に吹かれて見ていると、なんだか気分が良くなる。

残念なことは、このガラタ橋は森本哲郎さんの著作で紹介されるときの橋とは違って、架替えられたものだということ。
橋の下の部分にはお店があるには違いないが、暗くてうるさくて怪しい店ではなく、観光地によくあるカフェなところ。
ここに座って外を眺めているだけならば、どこだかわからないよ。
そういう意味で、あまり面白いところではなかった。

こういう場所に出かけるととりあえず写真はじゃかじゃか撮るのだけど、今回は買ったばかりのIXY31Sをタクシーのなかに忘れるという失態があり、使い慣れていないiPhoneで撮影したものがいくばくかあるだけ。
思い出も貧弱なものになってしまった。

つぎくるときはイスンタンブールよりも、イズミールとかカッパドキアとかそういうところのほうがいいかな。

2011.04.15

イスタンブール日記(4)

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金角湾の全景@ピエール・ロッティーのチャイハーナ

最後まで学会に付き合い、即効ホテルにもどってタクシーで移動する。
目的地は「ピエール・ロッティー・カフェ」。
金角湾が一望できる絶景のカフェらしい。
手元にある地球の歩き方には記載されていないので、観光客は多くないと思う。
ホテルの人にタクシーを読んでもらい、行き先を告げて出発。
車で30分くらいかだろうか、寂しいところだけど道には「ロティーはこちら」という標識がけっこう経っているので、それなりの場所なのだろう。

到着して、「こっちへ行けばある」とタクシーの運ちゃんに言われた方向に30mばかり歩くとそこにはちょっとした崖?になっており、テーブルが並んでいた。
うわぁ、すっげい景色だし、風が心地よい。
鳥も鳴いているし、そういう気分になれるほどに空いている。
適当にテーブルに座り、ボーイさんを呼ぶ。
カフェを一杯、えぇ、トルココーヒーで、砂糖は少なくていい、と注文した。

カフェって、こういう場所にあるべきだわ。
こういうところを知ってしまうと、人工的なインチキカフェに行きたくなくなるわ。
日々の生活に組み込むわけにはいかない。
この場所を気に入って、自分の生活に組み込んだ人がこのカフェの店名になっているピエール・ロッティーという作家なのだそうだ。
「作家って自由だよなぁ「とうらやましさは、この場所の風景を見ているうちに溶けて無くなった。

ここまではホテルでお願いしたタクシーできた。
帰りはここでタクシーを呼んでもらうつもりだった。
なぜなら、タクシーなんて来ないから。
ボーイさんにタクシーを呼んでもらえないかと行ったのだが、どうにも通じなかった。
しかたないので、このカフェの店(室内)まで行き、そこのレジの近くにいた人にタクシーを読んでくれないかとお願いしたら、すぐに電話してくれた。
イスンタンブールでは客待ちをしているタクシーにのるとぼったぐられるらしい。
だから、ホテルなり店なりで呼んでもらうほうがいい。
そういうアドバイスを誰かのブログで読んだので、そうしている。
確かに、それはどこでも通用する方法かもしれない。

次は街中を探訪した。
アヤ・ソフィアとか考古学博物館とか、そういうガイドブックにある名所めぐり。
お上りさんとしてきょろきょろしながら楽しんでいたら、日本語で話しかけてくる人がいる。
そう、世界各地、どこにでもいるよね、こういう人。
ガン無視したら、その人は日本語で嫌みを言っていた。

IMG_0075.jpg路面電車を気にしない人もスゴイ@アヤ・ソフィア
「そんなに軽快することないよ」とか。
それでも無視していたら
「日本人は人間じゃないねぇ」と半分怒り口調で嫌みを言っていた。
なんだか、俺が悪いことしているみたいで、ヤな人だなぁと思った。

しかしさぁ、おれが可愛い女の子じゃないのだから、こんな環境客が列をなして歩いている
ところで声をかけてくるのは「押し売りガイド」「詐欺師」くらいじゃやないか。
本当に日本の人と話したいのならば、もっと別の場所にいないかなぁ。
ちょっとは考えてからカモを探せよな。
仕方ないことではあるが、ちょっと不愉快。

アヤ・ソフィアからガラタ橋までつづく道の両側は環境客相手の店が並ぶ。
この狭い道に路面電車が走っている。
日本では考えられないくらい無理な走りをする。

イスタンブールって、結局観光地なんだよなぁ。
中東ではなく、ヨーロッパだよ。

2011.04.14

イスタンブール日記(3)


一日が始まるのだが、学会のレベルがわかってしまっているので気が重い。
多分おもしろくないし、学び取るのはなかなか大変なことだろうから。
と言っても遊びに来たわけではないので、自分が関連するテーマについては全部確認しよう。
そういう気分で会場に向かった。

今日の発表ももうひとつ。
べつにイランの人が嫌いなわけではないが、NO SHOWはよくない。
一人で2本の発表を申請しておきながら、NO SHOWというのがあった。
こりゃひどいよ、ホント。
入国出来なかったとかあるのかと思ったが、そうでもない。
オリジナルなところがない発表するか、NO SHOWかということやっていたら、嫌われちゃうような気がする。

しかし、だ。
そんな学会ということは、そりゃ自分の発表だって採択されるだろうな。
多分、採択率は100%近いのじゃないかな。
ちょっと反省した。

これまで電気系の分野で発表なんかしたことはなかった。
だから、IEEEの学会発表ならば、そこそこちゃんとしたレベルだろうと思っていたが、違うみたい。
じつはIEEEというのは学会の質を判断するのには「まったく」当てにならないものなのだ。
こういうものは「勉強代」を払って学ぶよりないのだが、なかなか残念な気分がする。
この学会、もう申し込みはしないだろう。

それでもなにか面白いことがないか探したが、スカだった。
がっかりして今日も宿に帰る。
昼ご飯をしっかり食べ、水を一本かっておけば夕飯を食べに外へでる必要はない。
なので、寝てしまった。

こんな時期にがんばって来たのに、がっかりだよ。
ホント。

2011.04.13

イスタンブール日記(2)


泊まったところは朝ご飯の評判で選んだ。
量は十分で味もいい。
コメントの多くがそう買いてあった。
で、実際そうだった。
全く不満はなかった。
イギリスのホテルの朝ご飯は本当に満足なのに比べ、
ヨーロッパではもうひとつなのが普通にも関わらず、
このホテルは十分だった。
イスタンブールに来ることがあれば、次もこのホテルにする。
イスタンブールのホテル・タクシン・メトロパークです。

学会会場まで歩きで15分くらいだった。
会場はイスタンブール工科大学だということだが、なんか道に迷ってひどい目にあった。
このあたりのアップダウンははんぱない。
下って上がる道が信じがたいところがある。
よく車がのぼるよな、という勾配なのだ。
街中に谷があり、谷を渡るためにロープウェーがある。
ぼくは一度谷底間で降りて、またはい上がったのだが大変だった。
どうしてこんな街なんだよ、と悪態をつくよりない。

iPhoneのマップで目的地を検索しようとしたが、検索がうまくいかなかった。
イスタンブール工科大学のキャンパスが複数あったことと、istanbul univesityでは違う大学がリストアップされてしまうことが原因だった。

なんとかたどり着いた大学の守衛さんに英語で問い合わせたのだが、親切な人だったようで、英語のわかる学生さんを連れてきてくれた。
さらに、会場についてをWEBで調べてくれた。
結果的にはホテルの近くだったので、へんな回り道をしたことになる。
会場で受付をして、とりあえず発表を聴いた。

それにしても、発表のレベルがおかしい。
いや、自分もそんな評論を言える身分ではないのだが、発表のレベルがおかしい。
「それって、教科書にない?」とか「違うとろこでやっていない?」とかいう突っ込みを入れたくなる。
そういう発表が続く。
IEEEの看板がかかっているからといって、ちゃんとしたものになるわけではないのか。
その辺りを納得した。

自分の発表を済ませた後、さっさとホテルに帰った。
まだ、夕日が落ちるまで時間があるから。
よし、夕日のガタラ橋に行く。
そこで、ミナレットの向こうに沈む夕日を見るのだ。

森本哲郎さんの著作を初めて読んだのは浪人していたとき。
近所の古本屋で購入した文庫本がきっかけで、かなり読み込んだ。
著作のなかで、夕日がキレイな場所としてイスタンブールのガラタ橋をあげていたのだ。
写真は見たことあったのだが、いよいよ本物だよ。
しかし、だ。
季節のせいだろう、太陽がミナレットとは大分離れたところに沈む。
橋の雰囲気も「騒々しい」というものではなく、車と電車の交通量が多い感じの観光地。
なんだかすこしがっかりした。

イメージしていた場所が観光地化したわけで、だから怪しい雰囲気が消えたのだ。
まぁ、そういうところでもないと、ぼくは来ることができないし、学会も開かれないだろう。
だから、仕方ないのだろうけど。
街に流れる「アッザーン」を聴くときだけ、中東にいるんだなと感じる。
しかし、それ以外は中東感はあまり感じられなかった。

2011.04.12

イスタンブール日記(1)

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一応食事は皿でたコンフォートクラス@トルコ航空

イスタンブールで学会があり、こりゃ都合がいいとばかりに講演申し込みをしたのは昨年の秋だった。
だいぶ先の話だよね。
そう思っていたのだが、そのときがきた。
本当に、時間が経つのは早いっ。

もっとも、そう驚き、嘆けるのは「健康に生活してるから」なのだ。
3月の出来事で、感情的に納得できるレベルでそのことを学んだ。
ぼくだけじゃなく、多く人だってそう思ってるだろう。

明日はどうなるのか。
そんなことは誰もわからない。
緊張感の毎日で、それはまだ続いている。

そんな中の出張。
成田空港からイスタンブール直行便を使う。
BAやANAを混ぜた方が良かったのか。
わからない。

空港はさすがに空いている。
閑古鳥が「泣いている」というくらい。
これだとお店の人も苦しいだろうな。
書店で『ローマ人』を3冊購入し、早速ゲートへ。
そして、とくに問題なく飛行機に乗った。

トルコ航空のカウンターで
「1万5千円でコンフォートシートに移動できますよ、どうされますか?」
と言われたので、ついつい払ってしまった。
だからビジネスっぽい広さの席。
本来なら、シャンパンでも飲みたいところだが、アルコールは止めておく。
こんなに広くていいのだろうか、と小市民であるぼくは一人(胸の内で)騒いでしまった。

ここ1年くらいなのだが、飛行機でアルコールをとることができなくなった。
劇的に体調が悪くなる。
貧血状態になってしまう。
昨年オーストラリアからの機内で、トイレに行く途中倒れてしまった。
酸素吸入してもらったらいきなり治ったので、酸欠状態だったのだ。
加齢により体力が落ちるとは、こういうことだったのか。
そう悟って依頼、ぼくはアルコールを飲まないことにした。

イスタンブールからホテルまではタクシーにした。
しかし、自分で拾うとろくなことにならないらしいので、ホテルに電話して迎えにきてもらうよう手配した。
高いけど安全だ。
初めての国は状況がよくわからないので、最初はお金を使って厄介をさけるほうがいいと思っている。
いずれ失敗するが、最初から失敗するといろいろ面倒だから。

部屋について荷物を解き、ベッドに横たわる。
夕方だ。
なんとそこで「アッザーン」が聞こえてきた。
おお、おれはイスラム圏にいるんだわ。

先週購入したiPhoneで居場所を確認し、明日に備えるためにさっさと寝た。
水は飛行機の中でくれるペットボトルを残して持ち歩いた方がいいという教訓は正解だわ。