Scienza / Foglio

vietatofumare.grazie のblog

どうしてなんだろうか。隅田川を眺めながら清洲橋で考えた。

IMG_2173.JPG

HOME > 2008 > 12 May

精神的に参ってしまった友人

くらい気分が常習性になってしまうと落ちてしまう

 あまりよい話ではなかった。友人の一人が精神的に参ってしまったということだ。普通の生活をしていたのだが、だんだん調子がわるくなり、ついに破綻したということらしい。ここ1年ほど直接あっていないので、どんな様子なのかわからない。

 女の子に持てるタイプの人で、話も面白い人で、友人にもいろいろ親切にするタイプの人だった。そういう記憶しかない。背が高くハンサムだったので、大学生時代にホストのアルバイトをしていたということだ。まぁ、あまり自慢するようなことではないと思うが、とりあえず大学は卒業していたので社会人としても悪くない職場で働いていた。

 よく働く人だったので、会社が留学されてくれて、一年ほどイギリスに滞在していた。英語も上手になった。そして、それなりの成果をだして帰国した。と、ここまではとんとん拍子なのだが、その後雲行きがあやしくなってきた。噂では仕事がうまくいっていない状態になり、ドクターストップをうけて数ヶ月お休みしていた。その後、本人が希望する職種に変更になったのだが、このほど休職ということになり、入院するということだ。まったく、わからないものだ。

 彼が帰国後配属した部署はそれなりに面倒なところではあったため、その仕事がその人の調子を狂わせたということになっている。その部署に配属される人はすこし怖がっているようだ。当然だろう。しかし、ぼくも似たような(というかその職場以上に面倒な)仕事をしたが、それが原因でおかしくなることはないだろう。とくに、数ヶ月だったら関係ないはずだ。

 おそらく、内蔵の調子がおかしくなるように、脳内物質の分泌などがおかしくなったのではないか。なんらかの理由で健康が損なわれたということなのだと思う。その引きがねが職場だということも言われるが、別の仕事になったとしても多分発病していただと思う。誰が悪いというわけではない。

 内田樹という人のブログで読んだのだが、精神的に破綻する人はそうなる前の前駆症状があるということだ。こだわり、プライド、被害妄想という3点がそろうこと。そして、その後ほとんどの人はおなじ症状に落ち込むことになる。

 この3点は、多かれ少なかれ誰でももっている。そして、それを感じる状況はケースバイケースであろう。常に感じるということではない。ただ、何かがきっかけて「つねに」この3点を感じるようになると、精神が破綻する方向に転がっていくことになる。復帰する人もいるし、しない人もいる。フルのストレス状態にずっと追い込まれるので身体が持たない。脳細胞も自分自身で破壊しているだろう。長くやっていたら、復帰しようがない。そしてそれはいろいろな治療方法が研究されている。

 その友人がそういう症状を発する前をよく知っているが、普通の人だった。ということは、この病は普通の人にも関係あるのだろう。生まれつきの正確という面もないわけではないが、身体のバランスということで、病気として罹患する可能性はあるわけだ。筋肉が衰えていくように、脳の分泌機能が変わることは誰でもあるだろうから。

 まったく、どんな状態にあっても、普通に生きていけることはありがたい。嫌なことがたくさんあっても、楽しいことを「楽しい」、幸せなことを「幸せ」と感じることができるのは、人間として最高の贅沢であり、そして、それこそが人生の価値であろうと思う。「幸せだな」と感じる、幸福感を味わう。人が生きている理由はそれを感じることなのではないとぼくは思っているので、それが維持できる間は不幸などというものはあってもなくても大した問題ではないのだろうと思う。

LinkIcon目次へ || LinkIcon前へ | LinkIcon次へ

紅茶を飲んでぼんやりしていると
心に浮かぶ風景

IMG_2913.JPG

スクールバス

ギルフォードに3ヶ月滞在していた。
イギリスではスクールバスまで2階建て。
しかし、古いタイプのバスだなと思った。

時期が冬だったのでいつもくらかった。
悪い土地ではないが、気候がよくない。
地中海生まれの人がいたら、辛いだろう。

セプティミウス・セヴェルスという
古代ローマの皇帝は、イギリスで冬に死んだ。
彼は太陽がさんさんと輝くティム・ガッドという
アフリカ育ち。
つらかっただろうな、と同情してしまう。